私のSM傾向を形作ったものの中では、元々「O嬢の物語」、「イマージュ」、「愛の嵐」、「悪徳の栄え」等々海外の映画・小説作品による影響は大きい。
 また、ドキュメンタリー小説「逆SMクラブ開店日記」でも述べている通り、私のSM初体験の相手は、SMクラブのギリシャ人のSM嬢だった。
 
 日本のSM事情を収集していく中で、次第に
 「海外ではどのようにSMを行っているのだろう」という疑問に突き当たっていった。
 
 あいにく日本語以外は苦手な私は直接的には聞けないがイベントやサークル等で通訳を通して、またインターネットからの紹介等からそのヒントを得ることができた。
 例えば、
 「解放されたグラニーズ」人妻変態シリーズ短編小説集「解放されたグラニーズ」に収録) 
は、離婚した元外交官の夫人からの体験が元になっている。

 ドイツ在住のドイツ人と日本人夫妻の馴れ初めと現状は、お話しとして聞いてもとても信じられないものだったがSMスカトロ小説 「スペシャルスカトロ嬢」としてまとめてみると、多くのSM・スカトロファンに好感がもたれたようだ。

 海外のヌーディストクラブで知り合ったフランス人と日本人のカップルは、
台風おもらし」(変態・オモラシ・アナル短編小説集 「京子の生きた証」に収録)にその出会いの話をほとんどそのままに引用させてもらった。

 中東の某国で今も昔風のハレムを持っているという中年の男性は、東洋系(恐らく日本人)の奴隷がいたく気に入っていると自慢げに話し、本当か嘘かわからないがいつか現地へ招待してくれるとのことだった。
イースト・オダリスク」(ロリ・近親相姦・変態短編小説集「イースト・オダリスク」に収録) 
 オダリスクとは、オスマン帝国の宮廷のハレムに住まった女性たちはを指す。

 今年に入って会った元博物館員の既婚女性は、海外旅行中に出会った元恋人の性癖を懐かしげに語ってくれた。
 将来は結婚もと考えていた仲だったが、互いの家庭事情が許さなかったのだそうだ。
 そして、その恋人とは異なる男性と結婚をした今でも、たまにあの時の思い出にうずいていしまうことがあるのだそうだ。
 「ゴールデン・マリッジ」(SM・スカトロ・SF短編小説集「欲望の村おこし」に収録)

 こうしてみると、国際結婚ではないが、結構外人と日本人とのSM的つながりはありそうなのである。
 まだまだ、"SM海外事情通"になるには程遠いようだ。

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参考:M女が縛られて電マ木馬地獄で昇天
   10・奴隷