<テーマ選択ポイント> 
薄暗い部屋の中でキックボクシングによる男達の熱い闘いが行われる。
 その戦いの勝者へのご褒美は闘いを見ているエマニエル夫人の身体。
 導かれるまま彼女が本来持っているM性が次々に開花していく。
 
<あらすじ>
 20歳の若妻エマニエルは、夫の赴任先であるタイで様々な性体験に身を委ねる。
 性の哲学者とも言うべきマリオ老人と出会ったエマニエルは、さらなるアバンチュールを重ね、やがて成熟した大人の女性へと変貌していく…。
 
<映画>
エマニエル夫人
制作:1974年 フランス ヘラルド配給
監督:ジュスト・ジャカン(Just Jaeckin)
出演:シルヴィア・クリステル(Sylvia Kristel)
   アラン・キュニー(Alain Cuny)
   クリスティーヌ・ボワッソン(Christine Boisson)

<本>
エマニエル夫人 (二見文庫)
 著:エマニエル・アルサン(Emmanuelle Arsan) 二見書房(ISBN: 4576910892)
 ポルノ解禁後のフランスでついに出版された無削除版。
 エロチシズムの極致に開花するエマニエル夫人の告白はあまりにも官能的で大胆。
 世界中で話題沸騰の官能文学の傑作(「BOOK」データベースより)

<参考:ポルノ映画ながら女性客を集めて社会現象>
 ファッション写真家として著名なJ・ジャカンが監督し、ソフト・フォーカスを基調としたその美しい映像と、エマニエルに扮したS・クリステルの初々しい魅力で、多くの女性ファンも獲得した。
 1974年に日本公開され、ポルノ映画でありながら多くの女性客を集めて社会現象となったフランス映画。
 ピエール・バシュレの囁くような主題歌、籐の椅子に座った全裸のシルヴィア・クリステルのポスターは、あまりに有名。
 冒頭とラスト、エマニエルは鏡台に向かって化粧をする。
 冒頭のそれは、まだ幼い、少年のようなエマニエルの無邪気な表情を捉えているのに対し、ラストでのエマニエルはあたかも娼婦のような出で立ちで、濃い目のルージュを唇にひく。
 ひとりの女性の精神的旅立ちを描いたこのシーンから放出される、毅然とした迫力に、男はただただ圧倒される。

<参考:「続・エマニエル夫人」>
「続・エマニエル夫人」
 大ヒットした前作を引き継いで、シルヴィア・クリステル扮する人妻エマニエルが、再び奔放な愛の遍歴を重ねていく。
 監督は前作で、籐の椅子に座ったエマニエルのポスターを撮ったフランシス・ジャコペッティ。
 性の歓びを知ったエマニエルがパリ、香港、バリ島で美しい裸身を開き、成熟した大人の女の魅力で清純な美少女アンナマリア(カトリーヌ・リヴェ)に官能の悦びを教えていく。

<参考:「さよならエマニエル夫人」>
「さよならエマニエル夫人」
 シリーズ3作目。
 タイトルにあるように、シルヴィア・クリステルが演じるエマニエル夫人は、本作が最後。
 セイシャル諸島を舞台に、エマニエルの奔放なアバンチュールが描かれるのだが、これまで彼女のそうした行動を黙認し、許容してきた夫のジャンがエマニエルが見初めた映画監督グレゴリーに嫉妬の炎を燃やし、やがてふたりの別離を呼ぶことに…。

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
「エマニエル夫人」では、キックボクシング終了後、後背位で交わるシーン
「続・エマニエル夫人」では船上、ポロの試合場等男女を問わず他人と交わったことを全て夫に報告するシーン
「さよならエマニエル夫人」では海中で交わるシーン
等がお気に入り

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参考:エマニエル夫人 [洋画]
   追悼エマニエル夫人
   エマニエル夫人の精神崩壊の話?『エマニエル夫人』
   エマニエル夫人
   「エマニエル夫人」死去