<初主演の映画>

 先般俳優の大杉漣氏が亡くなられた。
 私自身も好きな役者さんであったが、そもそもこの方を知ったのは、*「不貞の季節」という映画からだった。

*「不貞の季節」という映画
製作:2000年 キング
監督:廣木隆一 (ヒロキリュウイチ)
出演:大杉 漣 (オオスギ レン) 星 遙子(ホシ ヨウコ)
   村上 淳(ムラカ ミジュン)
あらすじ:20年前。かつては純文学作家を目指したもののいまではエロ・グロ小説を書いている黒崎。妻・静子との関係もギクシャクしてきた。そして、静子の不審な行動に不貞の疑いを抱く。やがて、編集者・川田が静子との関係を告白する。静子の自分には見せない一面を川田から聞かされ、黒崎は、嫉妬と自虐的な状況にかつてない興奮と欲情を覚え、川田にふたりの情事を録音させるのだった・・・。

 大杉漣氏と言えば一般的には、北野武監督作品の常連というイメージの方が強いだろう。
 ただ、映画「不貞の季節」のことで言えば、大杉漣氏にとってこの映画は初主演の映画だったいうこともその関係深さが挙げられる。

 映画の中では気に入っているというより、あこがれかもしれない。
 冒頭広い庭と陽の当たる障子を開け放した広い和室で行うM女へ責めシーンが出てくる。
 こんな場所でペンを走らせ、いやパソコンのキーを叩くとどんな作品が生まれることだろうかと思ったりした。

<団鬼六の自伝的短編小説>

 では、なぜこの映画を見たかと言えば、故団鬼六先生の原作であり、しかも*団鬼六先生の自伝的小説であるという点に魅力を感じだからだった。

*団鬼六先生の自伝的小説 
 日本文学界の異端児でありSM文学の巨匠でもある団鬼六の自伝的短編小説。
 1995年11月「小説新潮」に掲載。
 男女の性愛の不条理を描いた私小説風な内容が話題を呼び、日本文芸家協会の推薦を受けて1996年度の<現代の小説>に選ばれる。

 もっとも小説の書き出しが、
「妻が不貞を働いたのは今から二十年前だった。」
で始まるので、表題にはそのままストレートにつながってくるが、これがSM作家とどういう関係になるのか、もしこれが団鬼六先生の作品でなかったら未だに読んでいなかったかもしれなかった。

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   ことば責め
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