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(M願望女性)こんな私って変態なのでしょうか。
(川口青樹(かわぐち せいじゅ))例え他人に貴方が「変態」と言われようとも、それが貴方の自然に湧き起こる素直な願望であれば実現のお手伝いをします。
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ファニー・ヒルは、18世紀英国の一娼婦の男性遍歴を書簡体形式で綴った、このうえなく自由奔放な禁断の名著ですが、「お金で買われる娼婦」としてではなく、「自分の素直な性の喜びを語る一女性」としての手記として性にお悩みの女性にお勧めしたいと思う。

<本>

 著:ジョン クレランド(John Cleland ) 訳:小林/章夫
 出版社: 平凡社 (2012/1/12)
 田舎から都会に出たよるべない美少女が、すぐに娼館にからめとられ、それからは疾風怒涛、レズビアン、処女喪失、覗き、強姦、フェティシズム、肛門性交、口唇愛、サド・マゾ、男のホモセクシュアル…経験し目撃したありとあらゆるセックスを、微に入り細を穿ち、描写する。十八世紀イギリスが生んだ性愛文学の世界的傑作、そそる新訳。


著:ジョン クレランド(John Cleland ) 訳: 吉田 健一
出版社: 河出文庫
十五歳の少女ファニーはロンドンへ出ると、そうとは知らず娼婦の世界に足を踏み入れる…十八世紀のイギリス社会を背景に様々な性の遍歴を重ねて成熟してゆく美しい娼婦の告白記。性行為のよろこびをこれほど優雅に、力強く、かつやさしく描いた小説はほかにはない、とまで評されている禁断の名著を、吉田健一の流麗な訳文でおくる無削除完訳版。

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著:ジョン クレランド( John Cleland ) 訳: 中野 好之
出版社: 筑摩書房
「…真実、全くありのままの真実、これこそ私の標語に他なりません。私はこのありのままの真実にただの一片の隠し切れを当てたりすることなく、実際の状況を真実それが私の身に起った通りに描写することに致しましょう…」欺かれて娼婦に身を落とし、さまざまな男性遍歴を経る少女ファニーの数奇な運命…。十八世紀イギリスが生み落とした好色文学の名作を、無削除逐語的名訳で贈る。

<映画>
ファニー・ヒル 或る娼婦の伝説(FANNY HILL)
製作:1995年 アメリカ
監督:ヴァレンタイン・パーマー
出演:シェリル デンプシー ジェームズ ハイトン
(18世紀のイギリスを舞台に、娼婦の告白記を描いた小説の映画化、無垢な少女だったファニーが様々な運命の出会いと性遍歴を重ね、高級娼婦から美しい貴婦人へと変ってゆく様を描く)

若草のふくらみ ファニー・ヒル (FANNY HILL)
製作:1983年 西ドイツ、イギリス
監督:ゲイリー・オハラ
出演:リサ・フォスター
(原作は欧米では『チャタレイ夫人の恋人』に並ぶ傑作官能小説として知られるジョン・クレランド著「ファニー・ヒル」!18世紀のイギリスを舞台に、田舎で生まれ育った少女が幸運を探してロンドンへ行き、そこで出逢った人々や様々な出来事を描く官能ドラマ)

ファニー・ヒル」(FANNY HILL)
製作:1968年 スウェーデン
監督:マック・アールベルイ Mac Ahlberg
出演:ディアナ・チャール
  ハンス・エルンバック
  ケーベ・イェルム
(発禁ポルノ小説の名作を映画化、性に対して積極的な少女の純愛を描いたエロティックドラマ。次々と男たちと関係を持っていく奔放な女性・ファニー。そんな中、彼女は知り合った老紳士に親身になって尽くしながら、本当の愛とは何かを確かめていく)

<参考:ジョン・クレランド(1709~1789)>
 1709年イギリス生まれ。
 ウェストミンスター・カレッジを卒業し、英国領事としてトルコに赴任。
 その後、ボンベイに渡って東インド会社に入るが失職。
 『ファニーヒル』はこの窮地から脱出し、金を得るために書かれたといわれる。
 しかし、性の快楽をあからさまに描いたという理由で、直ちに発禁処分を受ける。
 これを機に、彼は故郷に引きこもり、その後執筆活動をすることはなかった。

<参考:発禁と地下出版>
 1749年にスコットランドで書かれたこの作品は、公然と出版が許されるまでの約200年間、地下出版物として脈々と読みつがれてきた。
 1963年、これまで到底おおっぴらな形では出版されないものと一般には考えられていた『ファニー・ヒル』が、初版刊行以来214年ぶりに無削除のまま、はじめアメリカついでイギリスで再刊され、しかも多くの一流批評家たちによって、この本が大々的にとりあげられ、文学作品として、無視できない古典的な価値ももつものであるといった評価が行われた。 『ファニー・ヒル』は、原題を『ある遊女の回想記』(Memoirs of a Woman of Pleasure)といい、当時流行の書簡体をとり、主人公が語り手となって、自分の経験を物語る仕組みになっている。
 イギリスの著名な批評家V.S.プリチェットによれば、問題のホット・パートについては、性行為のよろこびをこれほど優雅に、力強く、かつやさしくえがいた点は、あきらかにクレランドの功績であると言い切り、D.H.ロレンスをはじめ、後世の作家は、いずれも、この点で、みじめな失敗をしたと決めつけている。
 アメリカでは、本書刊行後ただちに、いろいろの州の裁判所でその当否が審議された。
 この審議は慎重を極め、『ファニー・ヒル』の与える社会的影響をあらゆる角度から検討し、ついにこれをワイセツ文書にあらずと断じた。 なお、続編として『ファニーヒル』の男性版と言うべき『道楽者の手記』があり、上流社会に生きたプレイボーイの女性遍歴が描かれている。 『道楽者の手記』(1966年河出書房新社)

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
 バーヴィル氏との交流場面。
 ファニーはここで初めて男性に対して鞭打ちを行い、また逆に自分も男性に鞭打たれ感じてしまう。

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参考:Fanny Hill: Memoirs of a Woman of Pleasure by John Cleland (1) ジョン・クレランド / ジョン・クリーランド 『ファニー・ヒル 快楽の女の回想』『ファニー・ヒル:一娼婦の手記』『情婦ヒル』『ファーニィ・ヒル』 (1)
   ファニー・ヒル(ジョン・クレランド)吉田健一訳
   未公開作品 DVD ファニー・ヒル
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