(スカトロジーダイゼン)

<テーマ選択ポイント>
 先日、まだあまりプレイをされていないと言う女性と話をしていたら、「ねえ、スカトロって誰が始めたの・・・」と質問されてしまった。
 この時私は答えられなかった。第一彼女の避けたいプレイの項目には<スカトロ>が入っているので、こういう質問が来るとは思わなかった。
 だが、怖いものみたさなのか、それとも隠された願望の一つなのか、彼女の目の輝きを見ていると調べてみようと思った。

<あらすじ>
 聖水、媚薬、毒薬、食料、医薬、化粧品、調味料、燃料、肥料……古代から今日にいたるまで、世界各地で糞尿は宗教的儀式、祭礼、呪術、医術などに使われてきた。文化人類学的視点から残された貴重な糞尿の記録。
目次
▼目次序論――糞便学理論を持たない読者への注釈を前置きにかえて:ルイス・P・カプラン
序文:ジークムント・フロイト
1 ズーニー族の小便ダンス
2 愚人の饗宴――ヨーロッパ
3 人糞を食す――正気・狂気にかかわらず
4 食糧としての糞便――未開部族の場合
5 ダライ・ラマの大便の利用法――チベット
6 糞便派の人々
7 大尿宴に使われる毒キノコ
8 宗教のなかのウシの糞尿
9 ヘブライ人が食べた糞便
10 ローマ人、エジプト人の糞便の神
11 便所と尿瓶の歴史と逸語
12 ベルフェゴール崇拝に関連する儀式の本質を探る
13 田舎の遊びのなかの汚らしい遺風――イギリス
14 産業のなかの糞尿
15 売春婦が取り立てられた通行料代わりのおなら――フランス
16 儀式的なしきたりのなかの尿
17 喫煙に使われる糞便
18 媚薬の作り方
19 戦士の通過儀礼――成人の儀式
20 狩猟と漁猟と糞尿
21 試練と刑罰と糞尿――俗世と天上の場合
22 侮辱の方法
23 埋葬の儀式
24 神話と糞尿
25 尿検査あるいは尿による診断
26 薬としての糞尿
27 魔術・呪術と糞尿
28 身代わり治療と糞尿
29 男根崇拝の迷信――ヨーロッパ
30 膀胱を使った排泄物ソーセージ
▼著者プロフィール

<本>

著:ジョン・G・ボーク 編集:ルイス・P・カプラン 訳:岩田真紀
青弓社 1995年11月発行 ISBN:4787231111
(本作品に映画本はありません)

<参考:スカトロジー(英:Scatology)>
 古代ギリシア語のスカトスを語源とする言葉で、糞・尿に対する科学的な研究・考察を言い、日本語では糞便学(ふんべんがく)と言う。転じて、糞尿に関するユーモアの事や、糞尿に愛玩的な興味を持つ糞尿趣味の事も指す。なお糞尿趣味を指す場合はスカトロと略される事もある。なおこれらに関係する人間を指してスカトロジストと総称する。
 糞尿に愛着すら覚える特殊な性癖を持つ者を、糞尿研究者同様にスカトロジストと呼ぶが、前者が極めて個人的な趣味や嗜好であるのに対し、後者は純然たる研究者である。しかしいずれにせよ、同物品(糞尿)を極める事が最終目標である以上、(やや社会差別的な意味も含めて)世間一般にあまり区別されない事もある。
なお広義のスカトロジストにおいては、尿にのみ興味を覚える者や、極限まで排泄を我慢する事で排泄時の快楽を追及する者、前出の他人の行為に性的興奮を催す者など、様々な系統が存在し、それらが密接に関係しあって、多様なスカトロジスト文化を形成している。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

<参考:著名なスカトロジスト>
(ジークムント・フロイト)
近代心理学の父とされるフロイトは、人間精神の発達や人格形成の段階において、排泄行為が欠く事の出来ない要素であるとした。肛門期と呼ばれるこの期間には、排泄行為のセルフコントロールにより、欲求の抑制と更なる快感の増大を通して自己抑制の学習、更には性欲の萌芽が見られるとしている。
(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)
著名なクラシックの作曲家として知られる彼は、従姉妹に排泄の快楽がらみの手紙を送ったことがあり尻にキスをしろという歌曲も作曲している(「俺の尻をなめろ」K.231(382c))。当時の時代背景として、中世のキリスト教会の身体的快楽否定からの表現の自由が知識人達の間で模索されていたという文化事情も考慮すべきであろう。排泄欲も、当時の時代背景からは、食欲、性欲などと同列視されていた肉欲の1つであったのである。

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)著のスカトロ系小説例>
ラバースカトロラバースカトロ
SMスカトロ小説「スペシャルスカトロ嬢」SMスカトロ小説「スペシャルスカトロ嬢」
SMスカトロ短編小説集「スカトロメイド」SMスカトロ短編小説集「スカトロメイド」
ロリ・スカトロ短編小説集「禁じられたウンチ遊び」ロリ・スカトロ短編小説集「禁じられたウンチ遊び」

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
「2 愚人の饗宴――ヨーロッパ」、「7 大尿宴に使われる毒キノコ」は今日でも行われているのだろうか。興味津々である。  

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参考:ジョン・G・ボーク『スカトロジー大全』
   秋田昌美『アナル・バロック』青弓社
   【読後感】 スカトロジー大全 : 別冊 社内報
   木の実植う