某パーティで知り合ったある夫人からSMのことを話して欲しいという依頼があった。
 まさか、そのご自宅でお話をすることになるとは思わなかったが、お邪魔したお宅は、まさにセレブといえる超豪邸だった。

 ひとしきり、私の体験や聞いた話、SM小説等の話をした後、逆にその夫人が語り出したのはまさに絵で書いたようなSM体験だった。
 どうやら、私からSMの話を聞きたいと言うより、誰かに自分のSM体験を聞いてもらいたい、言わば告白をしたいと言うのが本音のようだった。
 「R夫人の休暇」ロリ・SM調教短編小説集 「ロリスポーツ選手権」に収録)

 それから二週間もした頃だろうか、例の夫人から再度連絡があった。
 そして、同じ豪邸を訪ねると、その友達の夫人を紹介された。
 
「私は外しますから、お二人で。○○さん、この方なら何でも話して大丈夫みたい。でも、それを小説化してもいいかどうかは、はっきりお伝えした方がいいことよ
 こう言って最初の夫人はサンルームを出て行った。
 後には、私と紹介された新たな夫人だけが残された。
 「京子の生きた証」変態・オモラシ・アナル短編小説集 「京子の生きた証」に収録)

 自他にかかわりなく、興味を持ったSM体験は、つい小説の題材にしたくなる。
 いくらご本人しか知らない話だとしても、相当の脚色をするのだが、やはり重要な部分は、言わばキメの部分はほとんどがそのまま使用させてもらっている。 
 むろん、小説家するとおことわりしての上での話しだが・・・。

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