MドリームのBlog

SM願望の方のための情報ブログ:SMの話題、イベント、プレイ、パートナー、グッズ、小説、ゲームお便り等をご紹介

谷ナオミ

SM映画・本【NO.77「サディスティック&マゾヒスティック」】

<テーマ選択ポイント> 
 日本でSM映画と言えば日活を離れることができない。
 その中でも「ロマンポルノをSM芸術に変えた男」といわれる「小沼勝」の存在は大きかった。
  
<あらすじ>
「ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男」でドキュメンタリーにもその手腕を発揮している『リング』の中田秀夫が、かつて助監督についたことのある監督、小沼勝にカメラを向けたオマージュ的記録映画。
 1971年から88年にかけて実に47本ものにっかつロマンポルノ作品を発表、数多くの名品を残した小沼の代表作の一場面を引用しつつ、小沼本人や関係者にインタビューしていく。
 ひょうひょうとしたたたずまいとは裏腹に、妥協を許さない演出ぶりで助監督たちに“殺意”すら抱かせたという孤高の異才の横顔が映し出される。
 『箱の中の女・処女いけにえ』の主演女優、木築沙絵子や『生贄夫人』の主演男優、坂本長利、そして『濡れた壷』などで監督と名コンビを組んだ谷ナオミの発言は、きわめて映画的でエモーショナルな瞬間にあふれている。(「映画生活」より)

<映画> 
「サディスティック&マゾヒスティック」

制作:2000年 日活(日活ロマンポルノ生誕30周年記念作品)
監督:中田秀夫
出演:小沼勝、半沢浩、森勝、小原宏裕、谷ナオミ、片桐夕子、風祭ゆき、木築沙絵子、小川亜佐美
(本作品に原作本はありません)

<参考:日活ロマンポルノとは?>
  1971年、映画産業が斜陽の一途をたどり、各大手映画会社が製作縮小・中断を余儀なくされる中、日活は“ロマンポルノ”路線で製作を再開することを発表。性表現にたいする国家権力の圧力、世間の白い眼に負けずに、性そして人間に真正面からぶつかりあってエネルギッシュな作品が生まれていった。映画史上、類を見ないこのプログラムピクチュアの重要性は神代辰巳、藤田敏八、相米慎二、金子修介らの名監督を多く輩出したことからも明らかである。

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
  実に懐かしい作品が勢揃いし、その裏のメイキングが語られていくのが嬉しい。(封切りの日、舞台挨拶に立った谷ナオミさんがそのまま観客席に移り、私のすぐ傍に座られたことが今でも忘れられない) 

◆◆このDVDをご覧になった方は感想をお寄せ下さい
◇◇貴方のオススメのSMDVD・ビデオ・本をご紹介して下さい

参考:日活ロマンポルノの鬼才、小沼勝の魅力に迫る~『サディスティック&マゾヒスティック』(’00)
   日活創立100周年記念 特別企画『生きつづけるロマンポルノ』谷ナオミ、小沼勝監督 舞台挨拶
   『生贄夫人』【第7回新開地映画祭】
   木築沙絵子の相関図 ウェブ上の情報から、スパイシー独自のアルゴリズムで生成しています。

SM映画・本【NO.39 「生贄夫人」】 

(イケニエフジン)

<テーマ選択ポイント>
 誘拐され、人里離れた場所へ縛られたまま監禁という最悪の条件だが、ハードな調教と優しさにあふれた扱いの繰り返しにとうとうM性を開花させてしまう。
(せいじゅもM願望の方のご本人からの依頼により、別荘を利用して5日間程終日調教生活を体験したことがあるが、思わずこの映画を思い出していた)

<あらすじ>
  華道の師匠をしている清楚な和服美女のもとに、3年前に失踪したまま行方不明になっていた夫が現れる。
  彼は元妻を山奥の廃屋に監禁し、ロープで身体の自由を奪って執拗に責めはじめる。
  幾度か逃亡をはかりながら、その度に廃屋に連れ戻される妻。
  やがて彼女はこの関係の中に、自らの安らぎと生きる意味を見いだして行く。

<映画>
生贄夫人 
製作:1974年 日活
監督 :小沼勝
出演:谷ナオミ、東てる美

<本>
61L44XG1-8L__SL500_.jpg生贄夫人・縛る」 (1981年) (サラ・ブックス)
著:団鬼六 

<参考:谷(タニ)ナオミ>
 1948年福岡県生まれ 18歳で上京し、1967年ピンク映画「スペシャル」でデビューし以降約200本のピンク映画に出演。
 1974年日活ロマンポルノ「花と蛇」に出演以後SMの女王と呼ばれる。
 1979年作品「縄と肌」を最後に引退した。
 彼女は現在熊本市花畑町でスナック「大谷」(096-325-5819・8422)を、福岡県春日市でビデオショップ「Yoursナオミ」(小倉6-11 092-581-2800)を経営しているが 、スナックの方には地元の名士も参集し人生相談にものるほどとかで、「熊本市谷ナオミ様」と書くだけで郵便物も届くほどの有名人らしい。

<参考:「谷ナオミさんの真実 SMの女王 谷ナオミ」>
「自分が分からないまま演じていると、お客さんにも絶対分かってもらえないと思っているので完璧に台本を理解すべく努力しました。クランクイン前には監督やスタッフと徹底的にディスカッションするんです。「何の為にこうするのか?」とか「これを生かす為に何をするのか?」とか、とことんやります。そのかわり、一旦納得をすれば、それ以降自分の女優としての全ての経歴を通じて、一言も文句を言いませんでした。普通の女優さんは、現場で「寒くて出来ない」「逆さ吊りは危ない」って文句を言ってやらないが、私は撮影に入るとスムーズに行くでしょ。 
 「出来ません」と言った事は、ただ一度だけです。 "花と蛇"中の縛りのシーンで、ロープで目も縛ろうって事になったんです。 全ての感情と言うのは目で 訴えるものでしょう?口なら大丈夫、でも目を塞がれると、表情が出せない。結局そのシーンは使われてしまいましたけど。
 ともあれ、そんなことを経ていくうちに、スタッフも「これが本当のプロだ」と思ったようで、一人、二人と寄って来て、理解、協力してくれるようになりましたね。 例えば、私は奥目で、キャッチ(目が画面上で美しく光るようにする技術)が入らないんですよ。キャッチがうまく入らないと作品も生きない、そうしたら照明さんが私だけのために研究して、非常に難しい技術であっても装置を工夫して作ってくれたり、皆が応援してくれるようになって、それであんなに素晴らしい作品が沢山出来たんです」(1998年 九州にてインタビューより)
 にっかつロマンポルノには「ロマンポルノの闘士」とかマスコミにもてはやされた田中真理や白川和子とか数多くの名花が登場したが、まさに頂点に君臨し一時代を築いたと言ってもいいだろう「SMの女王谷ナオミ」。谷ナオミの後幾人かの女性がSM作品に出演したが、彼女を越える逸材は出現しなかったと言われる。

<参考本:「永遠のSM女優 谷ナオミ」>

著:鈴木義昭 /みうらじゅん コアマガジン ISBN:4877346775
元祖『花と蛇』・妖艶に咲き誇る谷ナオミSM映画グラフティ。秘蔵写真収録。
【目次】第1章 作品解説(鈴木義昭)(監督・神代辰巳の映画世界/独立プロ映画時代の谷ナオミ)/第2章 思い出の谷ナオミ(座談会・あの頃を振り返って(団鬼六・明智伝鬼・みうらじゅん・谷ナオミ)/思い出のアルバムから―谷ナオミ・プライベート写真/映画ポスター展/懐かしの官能雑誌―SM名場面発掘)/第3章 谷ナオミは、ボクのマリリン・モンローだった(みうらじゅん)(谷ナオミ巡礼 熊本の旅/「深い谷の会」に寄せて)

<本ブログ主宰川口青樹(カワグチ セイジュ)のお気に入り>
 ・妻役の谷ナオミの花嫁衣装のまま吊り下げられたシーン
 ・心中自殺未遂の若い娘(東てる美)の浣腸シーン

◆◆この映画、小説をご覧になった方は感想をお寄せ下さい
◇◇あなたのオススメの官能映画・小説をご紹介して下さい

参考:ロマポル④谷ナオミ登壇 『生贄夫人』 [生きつづけるロマンポルノ]
   谷ナオミ SMの女王
   美しい女性の緊縛美 (6) / 初代SM女王「谷ナオミ」とスナック「大谷」のこと
   女王谷ナオミと共演する東てる美の傑作ロマンポルノSM「生贄夫人」
   日活ロマンポルノ 生贄夫人 あらすじ
DTI
記事検索
川口青樹著作品一覧
サークルプロフィール